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一人前 (2)

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私が就職したとき、会社にいたとき、会社で何かをするということが社会的に認められることだった。人を一人前と認めるのが、会社や就職先なのだ。私は就職してすぐに販売に携わった。会社が大きな顧客としている企業や政治家や宗教団体には、逆らうことが出来ない。黒いことも白いと言わなければならない。それで大きく悩むということは私はしなかったけれども、原則的にはそうだった。

今更馬鹿馬鹿しいけど、それが原発事故で真実が明るみに出ない根底にある問題だと思う。

 

人を一人前と認めるのが会社というのは普通のことだろうか?

 

そうではない。

たとえば兵役がある国がある。国民の誰であっても兵役がある場合、兵役をしたことがひとつの一人前の条件になっている場合がある。

あるいは、欧米の多くの国が大学卒業の学歴に対して、大きな価値を認めている。私立の大学が乱立したりしておらず、学費は安く、卒業するのはそれなりに困難なレベルの高い大学を出たということは、勉学を修めたそれなりの人物と認められる。ヨーロッパは表に見えにくいが階級社会なのだ。

日本の中でも、武士の時代には、腹が切れるということ、元服したということが一人前だった。命を懸けて臨んで失敗すれば腹を切る。誰に文句を言われることがあるか。仕官して上司に認められる以前に当然踏むべき段階があった。

それほど昔ではなくても、高度成長時代以前、自給自足に近い農村では、鍬が使える鎌が使える、火が起こせる、風呂が炊ける、あらゆる大人の条件があった。

宗教がそういう役割を果たしている国もある。タイなどでは、一度は出家をして、後に還俗することが割りと楽に出来る。社会に出る前に寺で修行した人は、それなりに出来上がった人と考えられる。

 

日本の場合、そういうすべての大人の条件が戦後失われた。

そして、最近やっと、金が一人前の条件になりつつある。ひところ前は、金でないからと言って武士道でも教育でも宗教でもなくて、結果的に会社や就職先の社会システムに組み込まれることが一人前だったのだ。

 

私は組織の中で落ち着いて何か、という人間ではないと思う。四柱推命で傷官星がどこかにあるっていうんですかね。つい飛び出したりはみ出したりしてしまうのだ。

だが、大きな組織に就職して、安定した収入を得る中で、はみ出さないようにする人が幅を利かすって、当たり前にありそうなことだ。私の人生の状況が違うからそう思わないだけで、東京電力の中のまじめな一人の立場に立てば、何もかも正しく進んでいるのだろう。

 

しかし、それがわかったからと言ってどうしたらいいのだろう。決定打があるわけではないが・・・(多分続く)

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