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いじめの問題

政府がいじめの問題について、方針を出したようだ。なんでも道徳の授業を教科にするというのと、いじめ防止の法律を定めるのだという。

 

政府の専門家がそれなりに検討して出した結果なのだろうけど、私はたぶん大した効果はないだろうと思う。いじめというのは80年代から問題になっている。20年以上道徳をしっかりやりましょうということは言ってきているのに、改善していないからだ。

 

実は旅行会社に勤務していたころ、90年代のはじめなのだが、教育関係の視察などもよくあったのである。尾木直樹先生は、今尾木ママとして引っ張りだこなのだけれど、当時学校の先生を辞めて評論家として活動し始められたころで、私のいた会社でお客様として視察ツアーをしていただいたりした。そのほか、いくつかの教育委員会で積極的に視察ツアーなどが組織されたのである。

 

私自身も営業に行く際に、ここの国の教育システムはこうなりました、こう日本と違います、こういう形でいじめが解決されました、というのは覚えていないといけなかった。

 

ニュージーランドが教育委員会を廃止し、校長に学校のマネージメントを任せるというやり方を始めたころだった。当時、私自身は教育委員会を廃止するという意味がよくわからなかった。日本の教育制度がそれほど硬直化したものだと知らなかったのだ。

また、デンマークでは、義務教育終了まで担任が変わらないというやり方をしていた。これもわかりにくいですよね。彼らは、卒業から就職まで一人の子供の人生に対して、教員なり学校なりが継続して責任を持つという考え方をしていたのである。もちろん教員が辞めたりということはあり得ますよ。だけど、「あの子はああいう性格でこういう長所短所があるから、こうしてあげればいい」ということが次の担任に引き継がれる。

視察先のほとんどの学校は学級の人数が20人に満たない。

 

そのようにすれば、多分いじめはなくなるのです。現場の校長にある程度の責任と権限が与えられる。単なる名誉職でもなければ、人事権・予算権のないお飾りではなく、問題が起これば積極的に解決しなければ、学校の運営にかかわる。

少ない人数に、その子一人一人に責任を持った担任がずっとつく。その子の異常にはすぐ気が付く。

 

その時、かなりの人数の学校の先生方、行政担当者、教育委員会関係者が、視察にいったはずです。にもかかわらず、何も変わっていない、と思う。学級の人数はいまだに40人だ。いまだに教育委員会のなれあいが問題になっている。

今回の安倍さんの方針でも、目立った変化は何もない。道徳の教科化ですって?「電車で老人に席を譲りました、正しいですか?YES/NO」とか?いや、それで100点取ったらいじめがなくなるでしょうかね?

 

今思うと、見るだけじゃダメだってことだよね。視察ツアーは悪くないことだと思うよ。たくさん行って見てきたらいい。だけど、尾木ママみたいに決定的な境界を踏み越えて活動を広げていく人っていうのは少ないということなのだろう。

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