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説教しないコロンボ

刑事コロンボ、夜放映するのが終わったかと思ったら、最近は土曜日の夕方にやっているらしい。

いや、見なくたっていいようなもんだけど、つい。

その謎解きにしたって、現在では通用しないものばかりだとも思う。コロンボがつくられた当時、24時間録画しているなんてのは最新式の機械で、よほど裕福で最先端を走る人だけがすることだった。そのビデオテープを差し替えたとか何とかというのがトリックの見せ場になったものもあった。いまどき、街角にみんな防犯カメラがある。今なら「○○さん、コンビニの防犯カメラにあなたが写っていたんです」とかなんとか、15分も番組が持たないよ。
しかし、それでも面白い。私が最初見たのは子供のころだから、かれこれ半世紀にもなるかもしれないが、それでも魅力的だ。

このコロンボの大ヒットを受けて、日本でもコロンボを模した刑事番組みたいなのがいくつか作られたと思う。話に聞くと「相棒」なんかは、何とか和製コロンボを作りたいということで出来た企画らしい。

 

でも、日本の刑事ドラマとコロンボと、何か違うんだよなあ。

 

今日は、途中から見たんだけど、コロンボは化粧品会社の女社長を相手にしていた。この社長、最初の事件の殺人についで、そのことに気が付いて恫喝してきたライバルの化粧品会社の秘書の女性も殺してしまった。

通常二人も殺してしまえば、日本の法律でも死刑かもしれない。なんというか、相手からいじめられたとか苦痛を受けたとかいうわけではない、自分が利益を得ようという身勝手な動機なのだし、優越的な立場を利用して殺したということも不利に働くだろう。

多分これが右京さんだったら、「会社の優越的な立場を利用して、自分勝手な殺人が許されるなんてことはありません!」とかなんとか、犯人に説教していただろう。右京さんでなくても、内藤剛志さんが演じる刑事さんだったとしても、渡瀬恒彦さんみたいな人だったとしても、多分説教するか、お前許さんぞ、みたいなことを言っちゃいそうな気がする。

ところがコロンボは説教しない。トリックを解説すると、相手の犯罪者は大抵社会的立場の高い人で、コロンボが解き明かしたことをも褒めてくれるし、コロンボも相手に対する敬意を、少なくとも表向きは、持ったままで、「~さんをお連れして。」と同行した警官に促すだけだ。

 

いろんなことを考えてしまいますね。その丁寧さが、いわば魅力に思えることもある。

ひょっとすると、アメリカはそうして成功した人に対して、一定の敬意を払うものなのかもしれない。

あるいはイタリア系移民のコロンボという人が、アメリカ社会ではそれほどステータスの高い人ではなく、たとえ相手が犯罪者であったとしても、そういう人に乱暴な口をきけないということなのかもしれない。

日本の警察が犯罪者に説教するというのは、どこか、「お上が偉いんだ」という意識を日本人がもっているからなのかもしれない。

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