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Type – τύπος – 野郎

ギリシャ語を聞いていると、ときどき、発音は違うけれども、英語で普通に単語になっていて、日本でもそのまま通じる言葉が出てくることがある。

σκηνή

は、現代語では「スキニー」と読むが古典語では「スケーネー」でローマ字にするとsceneということになる。いわゆる「シーン」つまり場面ですよね。そしてこの言葉はほぼ場面という意味で使われている。

 

τύπος ティポス

もよく出てくる表現で、ローマ字表記するとtypos、語尾の変化が取っ払われてしまって英語ではtypeという単語になっている。いわゆる「タイプ」ですよね。

この言葉は日本語でも英語でもいわば「類型」という意味で使われている。そして、ギリシャ語にもそういう意味がないわけではない。だけど、なんというか「やつ」とか「野郎」みたいな意味で使われることのほうが多い。英語でいうところのnice guy(ナイス・ガイ)とかいうguyですよね。

 

ぴちぴちピッチの第7話で、海斗君が年上の女性に誘われ、その意地汚いやりかたに反感をもって、自分には好きな人がいて、宝石のようにきれいな瞳をしているといって、女と喧嘩をする。そのことを水の中で人魚の姿のるちあさんが聞いている。

翌日るちあさんは人間の姿に戻り、海斗に会ったときに、昨日の会話の様に一定くれることを期待して、自分の目に何か見えないかと聞く。そのときに海斗はるちあがその人魚であると気が付くはずもなく、瞳に移った自分の姿を見て「かっこいいヤツが映ってるよ」という。

この部分のギリシャ語ですけど、

Το μόνο που βλέπω είναι αντανάκλαση ενός πολύ ωραίου τύπου!

ト・モノ・プ・ヴレポ・イネ・アンダナクラシ・エノス・ポリ・オレウ・ティプゥ

(私に見えるのはただ、美しいタイプの反射だけだ。)

 

このタイプ、ティポスの属格のティプゥ τύπου ですけど、そのティポスはタイプという意味だという頭があるから、どうもしっくりこなかった。辞書にも一応書いてあることは書いてあるんですけど、何度も聞いているうちに、ティポスは類型というよりは、どちらかというと野郎とかヤツという意味だぞ、ということがわかってきました。

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