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メドヴェージェワへの脅迫

ロシアのフィギュアスケート選手エフゲニア・メドヴェージェワが日本のショーに出演している最中に、英語でメドヴェージェワを中傷する手紙が届いた。悪魔め、日本人は皆お前を嫌っている、帰れ、などという聞くに堪えない文言が綴られていた。

しかし、メドヴェージェワさんは、セーラームーンのコスプレをしてエキシビションをするなど、とても日本びいきとして知られている。フィギュアスケートへの好き嫌いだけで彼女を脅したのだろうか。

 

ひょっとすると、要するにロシアに対する嫌悪感がそうさせたのか。

 

先日丸山議員が北方領土で「取り返すには戦争しかないんじゃないですか」と発言したことが、様々な場面で問題になった。

議員の北方領土での振舞は褒められたものではなかった。酩酊し、外出させろとわめき、卑猥なことを叫んだ。

しかし、国会議員が「北方領土は戦争で取り返すしかない」と言ったことを受けて、辞任するよう国会が働きかけるのは間違っている。それは一つの意見だし、実際政府の見解自体が「北方領土は日本の領土で、ロシアが不法占拠している」というものだ。その中で、国民から選ばれた議員が、戦争で取り返すしかないと言っただけで辞任を迫られるというのは、自分はおかしいと思う。

 

しかし、私自身も、今戦争を口にするのには反対である。ロシアは憎むべきやつだ、どうせ北方領土も返す気はないといった論調には、私は賛同できない。

100年ほど前は、ヨーロッパ人は果てしなくアジア人を見下していた。それはイギリスもアメリカも同じだった。アメリカは恐らくロシアより卑劣な手を使って日本国民、非戦闘員を大量に虐殺した。日本人はポツダム宣言受諾後ロシア(当時のソ連)が中立条約を破棄して北方領土に攻め込んだことをずっと恨んでいる。それは正しいとは思う。しかし、ひどいことをしたという点ではアメリカの方がずっとひどいことをした。

アメリカとロシアと何が違ったのか。アメリカの方が高飛車、高慢ちきだった。おそらくそれだけの違いしかない。ロシアは西洋列強としては、割と穏やかに日本に接してきた。ラクスマンはなんども日本の幕府に掛け合うように松島藩に依頼した。ペリーは日本人を研究して、突然浦賀に軍艦を乗り入れ大砲をぶっ放した。アメリカは原爆を落とし、東京を焼き払い、沖縄を占領して基地を置いた。日本は常にアメリカの失礼で高飛車なやり方に従ってきたのだ。

プーチンは日本に来るたびに講道館に来る。ロシア人の日本びいきは本物だと思う。プーチンも、安全保障の問題がなければ、北方領土をなんとかして平和条約を結びたいというのは本音だと思う。

 

それで、自分の意見としては、今声高に嫌露感情をあらわにするようなのはよくないと思う。
ロシアの人たちも北方領土から追われた日本の人々も、長い間政治的な話し合いもし、交流活動もしてきた。今は声高に戦争を主張しても日本に益はないと思う。多くの人々の努力で、やっといまビザなし交流までこぎつけたわけだ。
もしメドヴェージェワへの中傷が、そうした動きと関連したものだとしたら、残念なことだと思う。そしてフィギュアスケートを愛する人も、「ここはなんとか両国が忍耐強く話をして、平和条約を結ぼうではないか」という政治的な話もしてほしいと思う。

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