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親よりもいうことを聞くもの

トルストイの「エメリヤンと太鼓」の話は、何度か取り上げています。

エメリヤンは奥さんを奪い取りたい皇帝から「どことも知らぬところに行き何とも知らないものをもってこい」と無理難題を言われます。そこで探しにいくと、特にそうとは書いてないけれど、ババヤガーだか魔法使いだかよくわからないおばあさんに案内を受け「親よりも言うことを聞くものがあったらそれが探しているものだ」とアドバイスを受けます。

その後海岸に出たエメリヤンはあるお宅で泊めてもらうのだけれど、そこの息子が親から何度起きるように言われても起きないのに、通りでけたたましい音を立てて鳴り響くものがあると、さっきまで起きなかった子供が、ベッドから跳ね起きて外に出て行きます。それでエメリヤンはこれが「親よりも言うことを聞くもの」だと思ってついて行くと、ある男が大きな丸いもの・・・太鼓・・・を叩いていた、と言うのが物語です。

 

この話はトルストイが考えたのか、元々あった話を再話形式で再現したものかわかりません。
本当は
「どことも知らぬところの何とも知らないもの」

「親よりも言うことを聞くもの」
も、別に太鼓である必要はないと思う。
なんでトルストイは太鼓にしたのだろう?
それは物語の構成上、たまたまわかりやすいものとして太鼓にしただけで、別に太鼓である必要はないと思う。その言葉自体は多分ロシアのどこかで言い伝えられていて、それは彼らの心のいわば「肥やし」みたいになっているのだと思う。

 

自分は、少し前にいわゆる「見える人」に、相談に行ったことがあります。そのときは、戦死した祖父のこととかを見てもらったのだけれど、その人は名前を書いただけなのに、祖父の死んだ場所とかその景色とか状況とかを事細かく話し始めました。自分は元々そう言うことはあり得ると思っていたから、すんなり聞いたのだけれど、満州だガダルカナルだミャンマーだなんて、一言も私は言っていないんですよ。なのにその人は祖父の名前を見たとたんに「フィリピンですね」というのです。その人のいうことは、私が聞いていることと全く一致していました。

この人は、私に対してもいくつかアドバイスをくれました。それは自分の中では大事にしています。その中で「夢中になれるものがあれば・・・」とその人はいいました。

 

決定的に人生を変えるようなことのためには、多分そういうものが必要なのです。「夢中になれるもの」「親よりも言うことを聞くもの」別に太鼓である必要はない。あなたに必要なものは、そういう何かなのです。

 

金がなくて「金があればなんとかなる」と思っていて、それで金が手に入っても、多分それは決定的に人生を変えるものにはならない。多分。自分は今こんな境遇でこんな状況で悩んでいる、苦しんでいる、もがいている、そういうことがあったとしても、実はそのこと自体は大して大切ではないことの方が多い。

しかし、もし今それが見つからないなら、力をためておきなさい。ジャンプするときがきっと来ると信じなければいけません。

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