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骸骨

先日無事に墓を移した。

 

墓を掘って骨を取出し、新しい墓所に移す。その際、大きな骨が出てきたら小さくなるように焼く。そうした作業をしてもらうということは聞いていた。

ところが、私が勘違いしていたことがあった。大方の方は火葬にされていたのだろうと思っていたら、実は祖母以前の人は土葬だったらしい。

 

江戸時代のご先祖の皆様はさすがにあまり骨は出てこなくて、一緒に埋葬された穴の開いた銭が見つかっただけだった。しかし、明治以降のご先祖様の骨は肥料袋3つにいっぱいになるほど出てきた。いわゆる頭がい骨、されこうべというのも初めてこんな身近に見た。

 

しかもこの人たちは私の家に以前住んでいた人たちなのだ。

たとえば、マヤ・インカ展という展示会があって、南米の皆さんが乾燥した気候でミイラになったものなんかは見た。しかし、それは南米の皆さんにとって親しい人であるわけで、いかに生きたままに近い状態で保存されていようと、私自身は物見有山でいいわけだ。しかし、この人たちは違う。祖父が養子で、しかも戦死で骨が返ってきていない。この人たちと直接の血のつながりはないとはいうものの、同じ家のご先祖様で、私が知った人が看取った人々もいる。葬式までは出ますけどね。その後というのはなかなか見る機会がないですよ。

 

されこうべは思いのほか小さく感じた。そこに肉がついている様子を創造すると、確かに普通の人はそんなものかもしれない。そして、怖いとは思わなかった。何かとても親しみの湧くもののように思った。しかし、墓石を動かす手伝いをしようとしたら、何かあるといけないというので止められ、作業をしている人からお神酒を飲まされた。

 

最近、何か死が身近だ。死んですべて終わりではないのだろうということが、別に何かの説明というわけではなくて、なんとなく実感できるような気がする。

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