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古典に出てくる占い

自分は今、たいして本は読んでいないが、昔はいろいろ読んだ。ヘロドトスの「歴史」がいまだに手元にあって、昨日もぱらぱらと見ている。

 

昔の本の中には、現在占いと漠然と言われている術が様々な形で、また社会的に様々な役割を担って登場する。何らかの形で紹介しなければ、知らない人は知らないままかもしれない。

 

「歴史(historia)」はペルシャ戦争にまつわる話が記述された書物で、それに至る経緯、ペルシャ戦争までにいたる各民族の風俗や言い伝えなどが独自の調査で残されている。神託、従軍占い師、様々な占いが登場し、しかも大きな役割を果たしている。

 

昨日この記事を書こうと思った一節があった。アッティカ(アテネ近郊)に攻め入ろうとするペルシャ人を地元のギリシャ人が宴席に招くのだが、このときに一人のペルシャ人がギリシャ人に話しかける。

そのペルシャ人は、今参加している何十万というペルシャ軍のうち、生き残るのは数えるほどの人間になってしまうのだ、という。ギリシャ人は驚いて、なぜそのことをペルシャ軍の要人につたえないのかと問う。すると、そのペルシャ人はこう答える。

「神意によって起こるべき運命にあることは、人間の手でその進路をそらせる方策はない。信ずべきことを口にしても誰一人耳をかそうとはせぬ。ペルシャ人の中にもいま私が申したようなことを認識しているものは決して少なくない。しかしわれわれはみな必然の力に金縛りにされ、成り行きに従っているに過ぎないのだ。この世で何が悲しいといって、自分がいろいろのことを知りながら、無力のためにそれをどうにも出来ぬことほど悲しいことはない。」(以上、ほぼ岩波文庫の「歴史(下)」から引用)

 

こういうものを見ていると、今の人と昔の人と、どちらが進んでいるのか、よくわからないと思う。

私自身もある意味毎度経験する事柄ではあるのだが、せいぜい平時で一人二人、またはご家族のことぐらいしか占星術では見ていない。だが、プラタイアの戦いでは30万のペルシャ軍がほぼ壊滅するということが起こっている。軍勢として数えられているのは当然一定の年齢の装備をした男性で、従者や奴隷、料理人だとかも入れれば、もっと数は増える。

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