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知識上限説

最近、テレビがつまらない。もっとテレビは面白いものだったような気がする。これは私の個人的な問題なのか。あるいは、ひょっとして社会的な問題なのか。年齢も年齢だから個人的な問題もあるだろうが、ひょっとして多くの人がそう感じているのではないか。

今は、令和が始まる、新天皇が即位するというようなことで、天皇陛下に関する記念番組か、そうでなくても「平成を振り返る」「昭和、平成を振り返る」みたいな番組ばかりだ。なぜそれが「大正を振り返る」がないのかというと、大正が戦前であってメディアが戦前を取り扱うことをタブーにしているのと、もう一つは単純にその時代にテレビがないからだろう。

テレビも大抵のことはやったと思うんですよ。バラエティ、クイズ番組、ドキュメンタリー、歌謡曲、どの分野でも大抵のものは過去にモデルがあった。デジタル化によって確かにチャンネルは増えた。
しかし、いくら映画チャンネルを増やしても、初期のスターウォーズを越える宇宙映画が放映されない。やりたいことのほとんどはルーカスとスピルバーグがやってしまった。技術は発達しても、あの宇宙ドンパチの上に付け足すものは限られている。
多分評論家も大変だろうと思う。昔の評論家は映画館に通ってあらゆる映画を見たに違いない。しかし、今の評論家は、「ローマの休日」も「風と共に去りぬ」も「シェーン」も見たうえで、トトロも千と千尋も見たうえで、やっと最近の映画の評論ができるというのか?
今考えると、8時だよ!全員集合が生放送されていたなどというのは、ほとんど信じがたい。あの巨大なセットを毎週作り、オーケストラがゲストと一緒に演奏し、聖歌隊をやってショートコントをやる。当時でそこまでやっていたわけだ。
科学番組も限界がある。我々の子供のころ、多分BBCの作った番組で「野生の王国」という番組があって、司会者がアフリカのサバンナで「ジャンボ!みなさん」といって始まった。そりゃ、新しい発見はあるでしょう。だけど、あの時代も要するにテレビでライオンやシマウマが映っていた。「ダーウィンが来た」と何が違う?CGの髭ジイは出せないかもしれないが。

そうすると、限られたチャンネルで人間の思いつくことには限界があって、細かい技術が発達して映像が美しくなったりCGができたりしても、コンテンツとしては煮直しになったり、どこかで見たやつということになってしまう。そして、ついつい「~を振り返る」的な番組が多くなってしまうわけだ。

 

人間の考えることは大体そういうものだと思う。通常、ある程度の範囲に決まってしまっているのだ。常識の範囲というのは、ある程度のもの。

私は昔からそういう風に考える傾向がありました。竹下さんが総理大臣になったとしても、一日は24時間で、飯も食えばうんこもする。そんなに自由自在に勝手なまねができるわけではあるまい!

思考が一日24時間の間に「これが大事だ」と思うことには限りがある、つまり、人生で本当に何もかも学びつくすというようなことはできない。

 

なので、思考やテレビみたいなものは、結局のところあんまり信頼しないこと、どっぷりつからないことが一番いい。人生で大事な宝石は、どこかで別に探す。それが正しいと思うな。

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