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地球の平和を守る

当初はギリシャ語の勉強で、まあいいや・・・的に見ていたぴちぴちピッチだけど、最近はすっかりはまってしまった。それで、他の人がどういう評価をしているのかということが気になっていくつかのサイトを見てみた。

ある方がいうには、この人魚というのは絶妙な設定で、分野は美少女戦隊なのだけれど、他のヒーローのように「地球の平和を守る」というような大義名分がなくて、彼らが守っているのは自分たちの国、自分たちの恋愛で、そこに高尚なロジックはない、ただのおさかなさんなのだ、云々。

 

なるほど。

 

この「地球の平和を守る」というフレーズがなんとなく心に引っ掛かった。それで何日かの間なんとなく考えていた。

よく考えてみると、日本のアニメとか怪獣マンガ的なものは、ほとんどが「地球の平和を守る」的なテーマを中心にしている。ウルトラマンもそう。セーラームーンもそう。仮面ライダーもそう。何か強い力を持ったヒーローが出てきて、侵略者たちを毎度退けて「地球の平和は守られた」ということになっている。

アメリカのものは違うという気がする。スーパーマン。ちょっと違う。あれは個人的なヒーローで、地球防衛のためというわけでは必ずしもない。スパイダーマンもそうだ。
もちろん、現在はアメリカの作品も地球侵略型の映画なんかは沢山あるわけだが、それでも「地球の平和を守る」というのとちょっと違う。宇宙戦争はH.G.ウェルズの原作だが、もともとは多分パニックを動機にしたものだと思う。インディペンデンスデイとかバトルシップにしても、1回読みきりのストーリーで「やっつけたぞ、それどうだ!」みたいなヒーロー物語で、その動機は違うような気がする。

アメリカの悪者は、大抵人の格好をしている。あるいは実際に人である。日本の悪者は訳の分からない怪獣であることが多い。もし日本の悪者が人の形をしている場合、大抵そいつには悪になる理由がある。ガッチャマンに出てくるベクルカッツェ、悪役としては人気のキャラクターだと思うけど、彼にも疎外されてきた過去みたいなものがあった。アメリカの悪人は理由なく悪人である。やっつけさえすればいいのだ。

 

ヨーロッパでは?ヨーロッパにそもそも「地球の平和を守る」的なマンガがあることを自分は知らない。

多分、日本、アメリカ、イギリスは、地理的条件によって外国から隔てられているというのが一つの理由なのだろうと思う。敵は単純に海を隔てた向こうの連中で、そいつらと戦いさえすればよい。彼らがやってこなければ、とりあえず平和は保たれる。

そして、日本は戦前は強大な外国の侵略の危機にさらされていた。日本以外の国は実際に征服されてしまったのである。そして、戦争が終わっておおっぴらに侵略者を設定できなくなったときに、宇宙やよその国から来た侵略者がマンガのテーマになったのではないだろうか。

もしたとえばフランス人がそういうアニメを見たとして・・・実際フランスでもジャパニメは猛威を振るっているわけだが・・・、仮に侵略者と戦ったとしても、完全に滅ぼしてしまうということは多分彼らの考えの中にはないのではないかと思う。というのは、ドイツが第二次大戦でパリに侵攻してきたとしても、彼らはその後も長い間隣人としてドイツと共存しつづけなければならなかった。常に異質な隣人との共存関係を持っていないといけないから。

そう考えると、ぴちぴちピッチが外国で評価が高い理由も逆にわかる。彼らは地球を防衛してないからね。
人魚は海の生物で、人間は陸の生物。お互いに愛し合ったりしても、完全に一緒な生活が望めるわけではない。人魚同士ですら、別の王国の連中が一時的に共同生活しているだけだ。だが、とりあえずはお互いを尊重し現時点で最善の解決策を求める。
毎日毎日恐ろしい敵の攻撃に対処しながらも、彼らは普通の生活を行っていてデートもしているし、お弁当も作っている。ある意味そこには真実があるのかもしれない。仮にアパートのすぐ下の市場で昨日爆破テロが起こったとしても、今日のお弁当を作らないわけにはいかないじゃないか。

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