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俺の女

ニュース記事で「嫁」という呼称はいけないと言っている人がいた。テレビなんかで「うちの嫁が」みたいに言うことがある。それは封建主義的な、家に入る的な呼称ですというわけだ。

そうすると、妻ならいいのか、細君がいいのか、奥さんがいいのか、云々ということになるが、それぞれに何らかの歴史的背景がある。なかなか決定的にいいと言えなくなってしまう。

 

ところで、ギリシャ語では、外で自分の奥さんのことを話すときは

η γυναίκα μου (イ・ギネカ・ム)

といい、逆に夫の場合には

ο άνδρας μου (オ・アンドラズ・ム)

という。(古典語を習っている人はすみません、ἀνήρ, γύνη みたいな活用で習っておられるかもしれませんが、現代語では語幹まで展開してしまっています。)

これは単純に「私の女」「私の男」という言い方です。

夫とか妻という単語が別にありません。

これ、便利なんでしょうか、どうなんでしょうか。
ちなみにフランス語でもそうです。mon homme, ma femmeです。
人前で「こちらが私の妻になります」みたいな表現をすると、直訳すれば「これが俺の女だ」みたいなことを言っていることになって、これはカッコいいのかどうなのか?

英語には夫や妻に該当する言葉が男や女と別にありますよね。
今勉強していますけど、ロシア語にも夫や妻に該当する言葉があるし、結婚するという表現も男女で動詞が違っていて、夫をもらう、妻をもらうみたいな表現になっています。結構動詞も男女で違っていたりして、いろいろなことを意識する言語のような気がします。

多分歴史的に、それぞれの社会が違っていたんでしょうね。

 

ちなみに日本も万葉集の時代までさかのぼれば、夫もボーイフレンドも全部ひっくるめて「わが背」と呼び、妻も彼女もひっくるめて「わが妹(いも)」あるいは「わぎもこ」などと呼んでいます。あの時代は中央集権で、個別に夫婦がある時代だったのでしょう。その後武士の世の中になって封建制度ができ、家を守る、地域を所有するという考えができて、妻や夫の呼び方がややこしくなったのかもしれません。

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